感応精神病

精神障害

感応精神病(感応性妄想性障害)は、精神病の一種で、複数の人が同時に同じような妄想を共有する状態を指します。この病態は「共有性妄想障害」や「共有精神病」とも呼ばれ、典型的には密接な関係にある人々の間で見られます。

主な特徴

  1. 妄想の共有: 感応精神病では、もともと一人(通常「一次患者」)が強い妄想を抱いており、その後、その妄想が他の人物(「二次患者」)に影響を与え、同じ妄想を共有するようになります。
  2. 密接な関係: この病気は、特に家族や親しい友人、同居者など、強い感情的なつながりを持つ人々の間で発生しやすいです。
  3. 隔離による改善: 二次患者は、一次患者から隔離されることで妄想から解放されることが多いのが特徴です。一次患者との関わりがなくなることで、妄想が消えたり、精神状態が正常に戻ることがあります。

種類

感応精神病には、以下のような形態が存在します。

  • 感応性精神病(Folie à deux): 2人が同じ妄想を共有する最も典型的な形態。
  • Folie à trois(三人狂い): 3人のグループが妄想を共有するケース。
  • Folie à plusieurs(多人数狂い): さらに多くの人数で同じ妄想を共有するケース。

病因

感応精神病は、妄想を抱く一次患者が、精神的に不安定な環境にいる二次患者に強い影響を与えることで発生します。二次患者は、精神的に弱い状態にあるか、孤立している、または批判的思考能力が低下していることが多く、そのため一次患者の妄想を受け入れやすい状態にあります。

治療

  • 一次患者の治療: 一次患者には、通常、抗精神病薬や精神療法が施されます。
  • 隔離: 二次患者を一次患者から隔離することで、妄想が解消することがあります。
  • 心理療法: 認知行動療法(CBT)などが、二次患者に対して有効な場合があります。

感応精神病は、環境や人間関係が重要な要因として働くことが多く、適切な治療とサポートによって回復が期待されます。

このブログのタイトルは『隣人は統合失調症』となっていますが、実際に隣人の病気が統合失調症なのかはわかりません。何となくごろがいいので、このタイトルにしました。どちらかというと、解離性障害の方が近いかもしれません。
隣人の様子を見ていてわかることは、脳に何らかの異常があって、妄想があり、おかしな行動を取ってしまうということです。軽い知的障害もあるのかな?という感じもします。「こんな感じの人ってホームレスの人に多いよね」という雰囲気です。
(ホームレスの方も脳の障害が原因でホームレスになった方が多いと思います)

ネットで検索すれば、いろいろな精神病(脳の異常)の症状をすぐに見ることはできるけど、具体的に精神病の人の日常の生活がどんなものか、どのような物の考え方をするのか、どのように周りの世界が見えているのか、ご存じない方も多いと思います。

精神病の方の物の見え方がわかると、「あれ、あの人が自分に因縁をつけてきたのは、病気だからかな?」などと考えることができるようになるので、むやみに怒ったり傷ついたりすることが減り、自分自身の物の見え方も変わってくると思います。

ということで、長年隣人を見てわかったことを、素人目線でブログに書いていこうと思います。

このブログが何かのヒントになれば、幸いです。

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